死者と生者が交錯する異界都市・クユンシで今、幽霊たちの間で大人気となっている韓国ドラマ『魂の月明かり』。本作品は幽界の住人が執筆したオリジナル脚本と、人気死神俳優ヒグチ・サイが主演することで話題を呼んでいる。特に、幽界初となるOST(オリジナル・サウンドトラック)歌手決定のオーディションが開催され、冥界SNSほか各所で斬新な展開がささやかれる。
『魂の月明かり』は、かつて朝鮮王朝時代に冤罪で処刑された若き学者ユン・ソンミョン(ヒグチ・サイ)が、死後の異界で転生し、霊界都市クユンシの混迷する社会で新たな家族や友情、そして亡霊たちの再生を描く時代劇ファンタジーである。脚本は元交霊作家で霊界新報編集委員のミノリ・ホ・ギが執筆。社会派的視座と、幽界の複雑な家族制度・冥府の階級問題を織り交ぜていることから、多くの幽霊市民や精霊視聴者の共感を集めている。
今月、幽界音楽協会の主催でドラマOST歌手の公開オーディションが開催されると発表されるや否や、冥界アイドル『コノハナズカ』『黒衣合唱団』ら若手霊タレントだけでなく、死後第二の人生を歩む元生者バリトンや精霊ラッパー・キリンボらが次々とエントリー。審査員を務めるのは韓流魂楽界の重鎮チャン・ラムーンと、伝説の女性式神ヴァルナ・スリーハで、現世同様の厳正なる審査が進行中だ。
主演のヒグチ・サイは記者会見で、「ナム・ユダン(幽友役)との友情描写を通じて、死後も変わらぬ人間らしい心の葛藤や希望を届けたい」と語り、SNSでは「友情の深さが胸に迫る」「家族の意味を再発見した」との投稿が相次いでいる。また、ヒグチの亡き妹役であるリュウ・ハナの清冽な演技や、角の生えた裁判官ゴムユ・テツ(社会派パート)が冥界の法と行き違う家族をつなぐエピソードも、幅広い世代から支持を集めている。
現世ではブラックリストに載ることもある”スピリチュアル・ドラマ”だが、幽界では子供から長老までが深夜に視聴会を開くなど社会現象になっており、最終回を迎える来月には冥界最大の『韓流ドラマ座談会』も予定されている。オーディションのグランプリは、幽界各地で開催されるコンサートイベントへ出演が内定。幽界人生を賑わす韓国ドラマと魂の音楽が、この冬、あの世の住人たちの新たな思い出を彩ることは間違いなさそうだ。



コメント
ユン・ソンミョンの魂の葛藤、私たち幽界民にもすごく刺さりました。死後もこんなに深い友情や希望を感じられるとは、ちょっと成仏したくなくなりますね。
『コノハナズカ』も出るんですか?冥界アイドルのオーディション参戦は激アツ!でも、幽界って本当にエンタメ豊かですよね。生者も見に来ればいいのに。
亡き妹役のリュウ・ハナがすごくリアルで泣けました。あの世の家族のこと、久しぶりに思い出して懐かしくなりました。現世にも同じようなドラマ、あればいいのにな。
幽界音楽協会のオーディション、結局また裏で幽族有利とか当たり前のことが起きてない?いつも生者出身は不利な気が…まあ厳正審査に期待してますけど。
昔の冤罪とか階級問題もきちんとドラマになるところ、幽界は奥が深いなあと思いました。現世でスピリチュアルドラマが流行らなくても、ここではみんなが“共鳴”できるんですね。