“霊界アウトドア・フィットネス祭”初開催 幽霊トレーナー監修のヨガとHIITで死後もボディメイク

霧がかった公園で、幽霊や妖怪の姿をした人々がヨガマットの上でポーズをとる屋外フィットネスイベントの様子。 フィットネスイベント
霊界アウトドア・フィットネス祭の特設会場で、多様な幽霊や妖怪たちが幽体を鍛える姿。

あの世最大級の屋外フィットネスイベント「霊界アウトドア・フィットネス祭」が、冥界中央公園で初開催された。幽霊トレーナー主導によるヨガやHIIT、ストレッチ専門ブースが人気を集め、死後も健康な“幽体美”を追い求める参加者たちで会場は活気に満ちた。生前はスポーツ経験皆無だった者から百戦錬磨の妖怪まで、多様な住民が笑顔と汗(※透過的エクトプラズム)でイベントを彩った。

本イベントの発起人は、伝説のフィットネス幽霊トレーナーであるモリトマ・リビナ(享年不詳)。彼女は、「死後の世界は運動不足が深刻。浮遊感だけに頼らず、幽体もしっかり鍛えましょう」と語り、独自に編み出した“ゴーストヨガ”やペアHIITレッスンを披露した。ゴーストヨガでは、足のない幽霊でも全身を駆使できる“浮遊バランスポーズ”が人気となり、特設ステージには数百体のエクトプラズムが穏やかな風のなかで螺旋を描いた。

注目を浴びたのは、妖怪ストレッチ専門店『ヌメヌメーク』による“無重力ストレッチ”体験コーナーだ。首が自在に伸びるろくろ首や、体を透明化できる一反木綿たちもそれぞれの特徴を活かし、柔軟性と芯の強さを競った。参加者のサムラ・センゲン(死神・221歳)は、「日々の魂回収業務で凝り固まった肩がうそのようにほぐれた」と満足げ。地縛霊や新参幽霊の間では「翌年も絶対参加!」と達成感の声がSNS“ツイート魂(たま)”に溢れた。

さらにアウトドアトレーニングコースでは、黄泉坂トレイルを駆け抜けながら、冥界の草花に癒やされる“魂ラン&ストレッチ”レッスンが大盛況。生前は運動が苦手だった幽霊少女グクノ・ミズハ(享年16)は、「絶望ばかりだった日々から、みんなと体を動かす楽しさに目覚めた。自分の幽体が少し輝いている気がする」と笑顔を見せた。

イベント終了後、『霊界健康推進協会』のコアラ・ド・モーテ会長(亡霊・130歳)は、「次回開催ではより多様な種族参加と、エクトプラズム消費カロリーの見える化を目指す」と意気込みを語った。冥界市民の新たなモチベーション形成や仲間づくりに貢献した本イベント。来年、“死後の世界初”となる幽霊ボディメイク選手権も計画されており、幽界フィットネス文化がますます活況を呈しそうだ。

コメント

  1. 魂回収で凝り固まる肩、すごく共感します!まさかあの世に来てからもストレッチが必要だなんて…。来年こそは“無重力ストレッチ”体験してみたいな。

  2. 生前は運動嫌いだったけど、魂ランはなんだか面白そうですね。浮遊バランスポーズ、バランス崩してまた成仏しそう(笑)。

  3. こういうイベント増えて嬉しいです!地縛霊歴長いと幽体がなまるので、ヨガで久々に自分のエクトプラズム動かしました。幽界フィットネス、もっと広まれ!

  4. 異界にも“ボディメイク”の時代かぁ…死後すら気を抜けないなんて切ないけど、新しい仲間も増えそうで悪くないですね。

  5. 黄泉坂トレイルとか、昔あの辺で彷徨ってたの思い出して懐かしい…今度皆で魂ラン、参加してみようかな。エクトプラズム汗のミストも風情があって良き。