最速の霊“グレイシータ・ヒダカ” 死者界バーチャルランで驚異の新記録樹立

霧に包まれた異界のランニングコースを駆け抜ける半透明の女性幽体ランナーの写真。 バーチャルランニング
グレイシータ・ヒダカが死者界のバーチャルラン大会で走る一瞬を捉えた写真です。

死者界スポーツ界で先日行われたバーチャルランニングイベント「アンリミテッド・マイルチャレンジ」にて、話題の幽体ランナーであるグレイシータ・ヒダカ(通称:幽速チーター、享年不詳)が圧倒的なパフォーマンスで新たなリーダーボードトップに輝いた。異界ならではの身体特性や、先祖代々伝わる“霊的トレーニング法”が勝因として注目されている。

アンリミテッド・マイルチャレンジは、死後の世界で年々参加者が増え続けているオンラインマラソン大会で、今年の参加登録者はついに1万人を突破。完全非物質型のランニングコース上で、物理法則も身体制限も一部緩和されるのが特徴だ。今回の大会で最も注目を集めたのはヒダカ・グレイシータ(ランナー、180歳没)。彼女は大腿骨のない特殊な幽霊種族“サルファラ族”でありながら、他界マラソン界で幾度も表彰台に上ってきた。だが前回大会以降、彼女は長らく表舞台から遠ざかっていた。

グレイシータは復帰戦である今大会を、家に伝わる『影渡りの技』という幻のスタミナ管理法で制したと明かす。コース開始からゴールまで僅か1分44秒88。昨年の優勝タイムを13秒も上回る劇的なレコードであり、オンラインコミュニティにも歓声が渦巻いた。ランニング魂保存協会のコメンテーター・ブロディウス賢者は「彼女の影との同調率は130%。生者では理解できないゾーンに突入していた」と熱っぽく語り、掲示板『霊界マイル速報』では“霊速ってホントに存在したんだ…”“反物質ショートカット疑惑!”と議論も白熱している。

大会運営は全参加ランナーの霊的エネルギー値やコース通過情報をAIシャーマンで厳正に集計。今回、グレイシータの走行ログも『時空層のねじれによる正当なコースショートカット』であると正式に認定し、新記録を確定した。これには一部の伝統派亡者ランナーから抗議もあがっているが、「ルール内での戦略活用。死後も進化し続ける姿勢こそがランナー道」とする声が主流だ。

今回の混戦を経て、死者界ランナーたちのオンラインコミュニティで新たな動きも生まれている。グレイシータは既に「次は自分とリアルタイムで競り合える“共走ゾーン”を作りたい」と新イベントの構想を発表。他のランナーも“憑依リーダーボード機能”や、より複合的なコースレイアウトを望む声が相次ぐ。現世とは一味違う自由なスポーツコミュニティが、新たな絆と記録を生み出す異界のランニング・シーンを今後も目が離せない。

コメント

  1. グレイシータさん復帰を待ってたので嬉しいです!影渡りの技って昔うちの祖父も言ってたなあ。死後のマラソンでこんなに盛り上がれるなんて、本当に成仏しきれません。

  2. 反物質ショートカット疑惑って笑ってしまった。AIシャーマンが認定したなら問題ないと思うけど、伝統派のみんなはもっと『脱幽体発想』したほうがいいのでは?

  3. このニュース見て、現世で走ってたころを思い出しました。肉体から離れてもう長いけど、死者界ならではのスポーツって本当に自由ですね。次の共走ゾーン、参加したいな。

  4. 影渡りの技、私たち冷気系の者には身近ですが、それをマラソンに応用する発想が凄い!サルファラ族の身体特性に敬意を表します。これだから異界スポーツはやめられない。

  5. またイカサマだって騒いでる亡者がいるけど、死後の世界ぐらい新しいルールや発想で走ったほうが楽しくないですか?グレイシータの快走、今年の希望になりました。