幽界初の“無休ナイトヨガマラソン”開催 魂も健康寿命を意識へ

薄暗い室内でアスレジャーウェアを着た人々が輪になってヨガのポーズを取っている様子の写真。 健康志向スポーツ
幽界ウェルネスジムで開催されたナイトヨガマラソンの一幕。

死後の健康意識が高まるなか、幽霊や妖怪たちの集うウェルネスジム「ナナヨツ・スパイア」が、前例のない24時間・無休の“ナイトヨガマラソン”を開催し、各界で話題となっている。幽界社会でも“魂の健康寿命”が重視されはじめた近年、有酸素運動やヨガ、アスレジャーウェアの普及が加速しており、死後の世界特有の課題にも即した新たな健康スポーツ文化が次々に生まれている。

同イベントは、ジム会員のみならず、死神医療協会公認の健康アドバイザーや、異界ヨガ指導員ライセンス保持者も多数参加。最長記録は、迷える精霊リーダー・甘露寺セリナ(享年不詳)が達成した“連続13夜ポーズ・リレー”で、他界SNSでも『魂レベルで身体が軽くなった感じ』『現世の肩こりから解放された』との声が相次いだ。さらに、参加者の多くが従来の“煙化”トレーニングより効果的だと実感しているという。

“ナナヨツ・スパイア”代表の屍部(しかべ)水脈さん(423)は「死者になっても運動不足は油断大敵。魂のエネルギーは流動だが滞れば澱む。特にアスレジャースタイルでの有酸素運動は、エクトプラズマの円環循環にも良く、幽界病院でも推奨されはじめている」と語る。店内では死神向けの黒リフレクトパンツや、猫又監修の八脚ヨガマットなど、異界アパレルも好調だ。

イベントの終盤には、各参加者のオーラ輝度を測定する“幽界ウェルネスマイルストーン”テストも実施され、霊体が増光した30名が優秀者として認定された。新米妖怪インストラクターの百目瞳子さん(27)が振り返る。「ヨガが終わる頃には、どの参加者さんも浮遊速度が上がったり、想念渦時間が安定したりする。運動が幽界メンタルヘルスにも直結しているのをひしひし感じました」。

SNS上では「幽界も健康ブーム到来」「今夜も寝ないでヨガ仲間と盛り上がる」「アスレジャー霊服は流行必至だ」といった声が拡散。既存の冷気ラジオ体操から新種目へと広がる異界スポーツ市場は、今後も活況が予想される。エーテル筋力の強化を目指す“魂の部活動”や、輪廻先を意識した長期的な健康管理など、幽界ならではのウェルネストレンドにも期待が高まっている。

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