死後の学園スポーツ界に新たな旋風が巻き起こっている。六道小学校の“百鬼夜行チアリーディング部”が投稿した演技動画が、幽界のSNS「ゴーストグラム」で一晩で再生回数88万回を超える異常事態に発展。妖怪や幽霊たちによる前例なき創造性とリーダーシップ、そのスマイル指導法の秘密とは何か?現地に迫った。
六道小学校は、死後界でも特色ある教育方針で知られる学舎。百鬼夜行チアリーディング部は、普段はおどろおどろしい姿を持つ妖怪キッズや幽霊生徒で結成されている。今春、同部が披露した新演技『魂のループダイブ』は、15体の生徒が半透明化しながら互いにすり抜ける“異界ジャンプ”を取り入れたもの。中心に立つ主将の鬼童さくら(12)が「せーの!浄化スマイル!」と叫ぶやいなや、全員が一斉に自分の首を持ち上げ満面の笑顔を見せるシーンが特徴だ。
この演技は部員の河童次郎(11)が考案。彼はインタビューで「普通のジャンプじゃ幽界SNSでは埋もれる。やっぱり死後界ならではの演出が映える」と創作の意図を語る。演技構成には座敷童や雪女の子どもといった多様な異界種が参加。半透明の羽で宙に浮いたままバク転連発、応援の掛け声も『うらめしや!スパーク!』という死後界特有のアレンジが加えられている。“カラカサスマイル”や“オニタマジャンプ”など、独自技にも注目が集まる。
SNS上では実況コメントが殺到。「ママ、なんであの子たち首外して笑ってるの?」といったゴーストキッズの無垢な声から、「地獄苦笑部以来の衝撃」と専門家で元死神チア指導員の服部零子氏(享年402歳)も絶賛。「自分らしいチアで異界の個性が光っている。鬼童主将のリーダーシップが眩しい」と評する。地域の死後界保護者会でも「危なくない首外しならOK」の判断が下り、キッズチアの常識を覆す演技に全面了承が出た。
現在、百鬼夜行チアリーディング部への入部希望者は前年の3倍超。入部試験は“SNSスマイル映え自己アピール”と“異界ジャンプの新案”, さらには新作掛け声の創作が必須条件となり、SNS映えと個性が問われる異界型選考が進んでいる。鬼童主将は「こわくても、笑顔ならみんな応援できる。それが幽界チアだと思う」と語り、部活動のみならず、死後界キッズのセルフリーダーシップ教育にも影響を及ぼしている。
今後、百鬼夜行チアリーディング部は死後界スポーツフェスティバルでの公式戦デビューも控えている。幽界のキッズたちがどんな“新スマイル”を見せてくれるのか、SNS発のチア旋風から目が離せない。


コメント
異界ジャンプ、本当にかっこよかった!あの世でしかできない発想があふれてて、同じ幽霊でもなんだか誇らしい気持ちになったよ。今度は体育館裏で練習見に行こっと。
いやはや、ワシの若いころは首を外すのは禁止だったが、今は安全対策もしっかりしてるんじゃな。新しい時代のチアに魂が震えたわい!
実は昔、地獄苦笑部に入ってたので、懐かしすぎて涙が出ました。今の子たちの自由な表現、ほんとうに素敵ですね。首は取れなくても気持ちは一緒です!
うちの妹雪童も、さっそく入部希望で浮き上がってました(笑)死後界でもSNS映えが大事なんですね。 “うらめしや!スパーク!” の掛け声、家でも流行りそうです。
ちょっと嫉妬。昔はただ壁すり抜けていただけだが、今のキッズは発想もアクロバティックさも桁違い!カラカサスマイルの練習、老体にムチ打って挑戦してみようかな……