かぼちゃ霊危機でコアコアCPI急落 死後経済に値下げ競争の嵐

霧の立ち込める夜の市場で、幽霊のような人々がかぼちゃやパンプキン製品を買い求める様子のリアルな写真。 物価変動
かぼちゃ製品の価格急落で賑わう霧ノ都の夜市。

死後の世界で広く消費されてきた「ソウル・パンプキン」の価格が突如急落し、コアコアCPI(幽界消費者物価指数)も記録的な低水準を示した。主要都市・霧ノ都では、“かぼちゃ霊”たちのストライキ解消による大量出荷が一因とされ、異界全体で価格競争の波紋が広がっている。

幽界経済研究所が発表した今期データによれば、霧ノ都を中心にパンプキン関連製品の国内産価格が平均で42%安、特に“かぼちゃ魂絞り”や“霊こぼれプリン”といった人気商品は供給過多となったという。作付けを担当するかぼちゃ霊ユニオンの代表・翡翠カボ雅之(ひすい・かぼ・まさゆき)は「今年の成仏エネルギー流入が例年の1.8倍に達し、作物の成長が異常に促進された」とコメント。昨秋まで賃金闘争で生産を抑制していた同ユニオンが、団体交渉の決裂後に一斉解決を図ったことで流通網が一時的に飽和状態となった。

この産地側の急変により、“パンプキン系”商品の値下げ競争が起きている。死者ショッパーズ協会の担当・菊柴アヤメ(39)は「購買力が上昇している半面、店舗による過激なセールで深夜の販売争奪戦が激化。中小霊店が価格競争に追従できず、不公平感を訴える声もある」。例年冬場の需給バランスはほぼ均衡していたが、ここにきて“霊的インフレーション”が懸念材料となってきた。

住宅ローンに依存する若手幽霊世帯にも変化が生じている。財布状況を調査していた“普遍資産銀行”の見解によれば、「かぼちゃ価格低下で一時的に生活費が軽減し、消費マインドは改善傾向」と分析される一方、「パンプキン農家の収入急減や融資返済への不安が拡大している」との警告も発表された。SNS上では『墓石より安い?!』『死ぬほどかぼちゃが買える』といった投稿が急増、死後の世界にも値下げバブルが浸透してきた格好だ。

一方、幽界経済大学の教授・墓浦ギョール(骸骨経済学)は「短期的混乱はあれど、多様な景気循環に対応する良い試金石になる」と述べ、今回の騒動が“幽界需給バランス”の新たな定義を生む契機になる可能性を示唆した。今後は、余剰かぼちゃの流通調整や、収入減少層への支援制度の検討が急がれるとして関係各所の注目を集めている。

コメント

  1. あの世に来てから毎朝の霊こぼれプリンは欠かせなかったけど、こんなに値下がりするなんてびっくり。若い魂世帯にはありがたい反面、昔からの霊農家さんが心配です…バランス取れるといいな。

  2. 墓石より安いってワード、センスある(笑)去年のパンプキン不足で転生直後は困ったけど、今は死ぬほど手に入るのありがたい。でもセール深夜に争奪戦とか、幽界らしからぬカオスっぷり…成仏できん。

  3. 40回転生してるけど、ここまでパンプキン安いのは初めてじゃ。昔の霊市場の活気を思い出して少し懐かしい。皆の財布が楽になる反面、村のかぼちゃ霊たちが嘆いとったから、支援策も早う頼むぞい。

  4. 値下げバブル…またどうせ来年あたり反動で高騰するパターンじゃないの?死後経済もこの世と大差ないなぁ。幽界需給バランスの“新定義”とか言う前に、農家の霊魂保障しっかりしてほしい。

  5. 若い幽霊世帯の仲間内もみんなパンプキン祭り状態。財布は助かるけど、夜中のパンプキン争奪で半透明ボディがさらに薄く…深夜に浮遊しながら買い物してる自分にふと哀愁を感じました。幽界もどこも同じね。