死後の世界のスポーツ界に、また一つ新たな歴史が刻まれた。昨夜、奈落区体育霊場アストラルアリーナで開催された第87回幽界体操選手権大会——通称“ゴーストオリンピア”の女子浮遊トランポリン部門で、これまで成し得なかった偉業が達成された。魔女出身でビギナーとされていたクロード・ミリーザ(享年29)が、跳馬とトランポリンを組み合わせた規格外のダブルエアリアルフォームで圧倒的な得点を叩き出し、初出場にして優勝。「幽霊・妖怪」枠以外での金メダル獲得は大会史上初めてとなる。
生前より空中浮遊スキルに長けていたミリーザだが、死後の世界では基礎フォームや幽体制御が求められ、生前の力のみでは活躍が難しいとされてきた。今大会でも予選は苦戦続き。しかし、決勝で披露した“黒猫ターン”と呼ばれる独自の回転技が審判団と観衆を魅了。体操幽霊団コーチの山科広明(享年51)は「物質を介さない浮遊による技の展開は従来の基本動作を超越している。彼女のフォームは新世代体操における革命だ」と絶賛した。
SNS上では早速話題沸騰。「ついに魔女枠が進出!死霊たちも顔負けの空中戦」「今年のユニフォーム、裾が空中で翻る魔女デザイン最高!」といった投稿が相次ぎ、特に若い幽霊層に新体操人気の再燃をもたらしている。スポーツ評論家の斎藤幻士(幽界スポーツ通信)は「来季から跳馬も魔力式審査が導入される可能性がある。既存の幽霊・妖怪選手も、己の“死後特性”を再解釈する時代に入った」と指摘する。
大会組織委員会によれば、今後は魔女や使い魔たちによる連携パフォーマンス部門の新設も検討中。ミリーザ自身は「幽霊や妖怪の仲間たちと切磋琢磨し、新しい体操の可能性を見せていきたい」とコメントした。現世界と死後世界をつなぐスポーツが、ますます多様性を増している。



コメント
まさか魔女が体操界で金メダルを取る日が来るなんて!生前から浮遊は得意でも死後ルールは違うから、本当に偉業だと思います。次はどんな種族の選手が飛び出すのか楽しみです。
幽霊ばかり有利な競技と思ってたけど、これで異界の垣根もだいぶ低くなった気がします。魔力式審査なんて制度導入したら、ますます大会がカオスになりそう(笑)
“黒猫ターン”だなんて、聞くだけで懐かしい魔女っ子文化の香りがしますねえ。あの世にもトレンドってあるんだな…幽体操の衣装、私も昔目指したのを思い出しました。
やっぱり浮遊に魔力を組み合わせる発想が幽界チャンピオンの証明か。当然、次は魔族連携とかドラゴン系出身も出てきそうで、進化が止まらないな。
新種族の活躍は素敵だけど、伝統の幽体フォームも忘れないでほしいところ。昔ながらの“薄明りトランジッション”の美しさもまた見たいな、とばあやは思うのです。