
幽界発“スミキリ屋の怪談”大ブレイク 幽霊漫画家ムラサキ霞子の正体と、その人気の裏側
死後の世界で静かながらも着実に広がっていた幽霊漫画界に、今年“空前の大ブーム”が訪れている。その震源地は『スミキリ屋の怪談』。亡者町3区在住の漫画家、ムラサキ霞子(享年28)が描く、現世と幽界を股にかけ活躍する住居クリーニング業者・煩野幽市の物語だ。紙媒体だけでなく、霊体向け電子書籍リーダー「エクトパッド」版も記録的なDL数を叩き出し、幽界7丁目の古書カフェ「アビス文庫」では初回特典つきグッズの争奪戦が発生するほどの盛況ぶりとなっている。