魂の浮遊税

長らく中央霊庁の影響下にあった幽界地方都市“霧ノ町”が、ついに独自の自主財源を獲得し、話題の“スーパーシティ化”を果たそうとしている。妖怪や幽霊、迷い猫精霊など多種多様な存在が暮らすこの町の挑戦は、死後社会における地方分権改革の新たなモデルケースとなるか、注目が集まっている。