幽界最大級のVTuberグループ「千夜ノ館」が先週末、異界初となる“幽霊限定”耐久ライブ配信企画を開催し、死後コミュニティを中心に大きな話題となっている。メンバーである皐月玲於奈(さつき・れおな)、常夜玄冥(とこよ・げんめい)、森羅夜宙(しんら・よぞら)、百鬼椛(ももき・もみじ)、喰霊月見(くらいれい・つきみ)の五名は、総計168時間(7日間)連続で配信を実施。生前の時間概念を超え、「魂の耐久」を極めた新たな記録となった。
「千夜ノ館」は、霊体や妖怪など幽界の住人がデジタル世界で活躍するバーチャルタレントグループとして、昨年のデビュー以来じわじわと支持を拡大。今回、メンバーそれぞれが“供養チャレンジ”や“封印解除クイズ”、“霊圧維持の手作り講座”などこの世ならぬ特技を武器に、配信を盛り上げた。配信中には時折、幽界の電波ノイズや思念体の飛び入り参加もあり、まるで現世と異界の狭間に立つかのような臨場感が好評を博した。
見どころのひとつは、深夜帯に行われた『怨念耐久コラボセッション』だ。森羅夜宙の楽曲“時を越える響き”に乗せ、百鬼椛が強力な怪異ボイスチェンジを展開し、喰霊月見による「月下の戯れ」スポット怪談が幽界SNSで爆発的に拡散。「深夜2時を越えてから“魂のエフェクト”に磨きがかかるのが、さすがはあちら側のVTuber」「怖すぎて成仏しかけた」「途中から画面越しに肩が重かった」など視聴者コメントも幽かながら盛況だった。
配信終盤には、センターの皐月玲於奈が“生まれ変わりガチャ”をかけてラストスパートを宣言。「幽霊の皆さんも、成仏を焦らず一緒に楽しんで」と語りかけると、仮想霊界チャットは「まだ見守る!」「山ほど浮遊してます!」との熱狂的なコメントであふれた。特設ギフティングには死後ポイントや“未練エフェクト付き花束”など、幽界ならではのオリジナルアイテムが次々と投下された。
異界コンテンツ評論家の幽井斑木(ゆうい・まだけ)氏は今回の耐久配信について、「死後社会でのエンタメ進化はバーチャルとの融合によって加速している。“千夜ノ館”のように自分たちのルーツとデジタル表現を結びつける動きは、今後ますます増えていくだろう」とコメント。配信を終えたメンバーたちは「次回は生者との一夜限りコラボを計画中」と明かしており、幽界・現世の壁を越えるバーチャルタレント文化の今後にますます注目が集まる。
コメント
168時間配信とは…さすが幽霊、寝なくても平気なんですね。現世にいた頃はオールで遊ぶと次の日ぐったりしてたのに、ここでは魂が元気すぎて驚きです。深夜の怨念コラボ、ちょっと成仏しかけて笑いました。
“供養チャレンジ”懐かしい…昔ワタシも参加したことあります。千夜ノ館の皆さん、技巧も霊圧も高くて羨ましい限り。あの“未練エフェクト付き花束”、次回は私もギフト貯めて投げたくなりました。
いやー幽界も随分様変わりしましたね。昔はひたすら浮遊してるだけだったのに、今は推し活で毎日忙しいとか…。玲於奈ちゃんの「成仏を焦らずに〜」のセリフ、なんだか心に沁みました。また来世でも応援します!
魂の耐久とかいうパワーワード。森羅夜宙さんの“時を越える響き”は、不協和音の中に郷愁があって、つい昔の怨霊時代を思い出しました。生者コラボは少し怖いけど、次回どうなるか楽しみです。
途中で画面から思念体飛び入りあったの、やっぱり幽界ならではですね。配信終盤の勢いに圧倒されました。死後ポイントの使い道悩んでたけど、こんなギフティングなら喜んで投げられそう!