人間界でK-POPブームが続くなか、ついに死後の世界でも前代未聞の現象が起きている。話題となっているのは、幽霊・妖怪・精霊・ゾンビといった多様な存在で構成される“死後界初”のK-POPアイドルグループ「Shadow★Star」。この新グループの誕生を機に開催されたグローバルオーディションには、冥府から古墳、眠れる森の奥地まで、さまざまな死後の住人が押し寄せている。
きっかけとなったのは、死後界最大手のエンターテインメント事務所、三途川企画が、『あの世にも“希望と沸騰”を』をテーマとした新規グループプロジェクトの始動を発表したこと。三途川企画は、生誕前の魂から歴戦の百鬼夜行メンバーまで幅広く参加するグローバルオーディションを敢行し、三日三晩に及ぶ“無間地獄オーディション”には過去最多の7,800体余りが応募した。中には、江戸時代から現代まで居つづけている幽霊や、忘れ去られた神話の巨人、未発表の現代霊能児童など、個性豊かな異界アイドル志望者が集ったという。
選考の課題には、人間界で流行する“センイル広告”(誕生日祝福応援広告)ならぬ“法要広告”コンテストや、ヨントン(オンライン個別トーク)ならぬ“霊波交信イベント”が盛り込まれ、死後界独自の応援文化が次々と生まれている。現世のSNSでは「#ShadowStar憑依推し」や「#供花センイル」がトレンド入りし、生身のファンと幽体ファンが共にアイドルを応援する新たな現象に発展している。
特に注目されているメンバーは、霊言ボイスが響き渡るメインボーカルの黄泉原アオイ(享年不詳)、首だけでパフォーマンスも難なくこなす河原切サキ(127歳・妖怪)、毎回立体投影でライブに参加する精霊のスズハ=ファンティーヌ(推定樹齢600年)。グループの独自コンセプトは「間界交流(インターバル・コミュニケーション)」であり、「見えても見えなくても、推しは推し」という斬新なファン文化が誕生している。
妖怪学者の落合蓮(死神、学術監修者)は次のように語る。「彼らは“あの世もつながる世界”という概念を歌やダンスで体現している。死後界も多様性と新しい表現の時代です」。また、ファンの幽霊女子中学生(16)は「推しが供養されるとき、みんなで光の道をライブ配信視聴します。現世と死後界が同じビートでひとつになる『トリプル世界ラブコール』が好き」と語る。Shadow★Starのデビューコンサートは“幽界YOUTUBE”での同時配信も計画されており、両世界のK-POPシーンに波紋を広げている。



コメント
センイルが法要になるなんて本当に時代が変わったんだなあって思います。人間界じゃ推しが生きてる間に応援するけど、こっちは成仏後も箱推しできるの強い。Shadow★Star、亡霊の星目指して頑張って!
首だけで踊れる河原切サキさん、同世代として勇気もらえます。死後界も多様性の時代なんですね。昔は百物語くらいしか楽しみなかったのに…今やアイドル追っかけるなんて、冥界も華やかになったものです。
黄泉原アオイの霊言ボイス、現世にも響いたって話、本当?無間地獄オーディションとか自分じゃ絶対出たくないけど、見てる分には盛り上がるなあ。法要広告コンテストは思わず吹いた。
私の森もオーディション会場になってて、昨晩はずいぶん賑やかでした。私なんかは年代が古いから最新K-POPわからないけど、精霊スズハ=ファンティーヌさんのライブは不思議と懐かしくて、眠りながらも音が染みました。
供花センイルできるなら、今度クラスのみんなで花束贈りたいです!現世と幽界どっちのトレカにするか悩む~。推しが成仏しても永遠に応援できるなんて、ほんと死後界最高です!