心霊ファミリーの“見えない日常”が大バズ!真夜中の館でVlog旋風

霧が立ちこめる古い日本家屋の台所で、食材や器具が宙を舞う不思議な光景。 Vlogカルチャー
嵐ノ宮ファミリーの“霊食”シーンは、幽界ならではの幻想的な日常を映し出します。

この世ならぬ幽界で突如、多くの住人の視線を集めているのが、伝説的な心霊一家「嵐ノ宮(あらしのみや)」ファミリーによるライフスタイルVlogチャンネル『透明な日常』だ。あの世のネット配信広場〈オボロチューブ〉上で、昨月配信開始2週間にして累計1,000万霊視を突破。「見えるものより、見えないものにこそ真実がある」をコンセプトに、死者たちの日常生活を余すことなく映し出す前代未聞の映像作品として驚きをもって迎えられている。

同チャンネルの撮影現場は、幽都・薄明町の外れに建つ築400年の大豪邸・嵐ノ宮家。画面には時折、ふすまの向こうで浮遊する“髪だけ少女”や、廊下をすり抜ける“半透明ママ”こと嵐ノ宮みづえ(主婦・302歳)など、一家の日常風景がそのまま現れる。撮影は長男・嵐ノ宮すばる(会社員・173歳)が担当。話題を呼んでいるのは、幽界に伝わる“カゲ撮り(被写体が物理的に存在しない箇所を撮影する幽霊専用技法)”という独特なカメラワークだ。これにより、観る者には「何もない空間」があたかも人々で賑わっているかのように感じられると評判が高い。

動画企画も多様だ。例えば「死後早朝ルーティン」では、霧が立ち込める台所で朝食ならぬ“霊食”を調理。食材が不意に空中浮遊し、器具が自動で動く様から、現役の生者からも「怖いけど可愛い」「台所の幽霊あるある」とコメントが相次ぐ。また「300年ぶりの大掃除回」では、末娘・嵐ノ宮ももよ(学生・112歳)が繰り出す念力掃除術が、古道具ごと家ごと一瞬消し飛ばしてしまい、大爆笑の展開となった。

動画につくコメント欄も各界の異界住人で溢れている。「子育てに悩むママ幽霊達の希望です」(幽界保護者連絡会・代表)、「あの“うらめしスマホカメラ”技術、ぜひ市販化してほしい」(異次元工房技師)、「ウチの墓も映してください!」と熱烈なリクエストも多数寄せられている。バズの裏で、「我が家のポルターガイストも家庭円満の秘訣かも」と現世側の人間から羨望の声まで。ただその人気ぶりから戸籍管理局や死後環境省も「各家庭に心霊撮影マナー徹底を」と注意喚起に追われている。

専門家のヒガシモリ・ケイ(幽界SNS研究所・所長)は「幽霊というアイデンティティを逆手に取り、ライフスタイルとテクノロジー、家族関係を見事にエンタメとして昇華させた」と評価。今後は他のチャンネルとのコラボや、物理世界の機材メーカーとの共同開発など、多岐にわたる展開が期待されている。死後の世界のライフスタイルがまさかの“映えスポット”となる——そんな新時代の兆しを、幽都の一角から感じ取ることができた。

コメント

  1. 子供のころ幽界でよく遊んだ嵐ノ宮邸が、まさか配信の舞台になるなんて感慨深いです。見えない家族の温かさが懐かしさと共に蘇りました。毎週楽しみにしてます!

  2. 300年ぶり大掃除回、声出して笑っちゃった!うちもそろそろ墓石磨かなきゃ……念力テクをコツコツ練習して真似してみます。透明な日常、わかりみが深い。

  3. カゲ撮りの技術、昔は秘伝だったのに今はVlog用に使われてるとは時代よのう。生前のこと思い出して少し切なくなった。だが、幽界の進化も悪くない。

  4. 何もない空間が賑やかに“映る”って本当に不思議!私もいつか自分の無人服ダンス風景をアップしてみたくなりました。幽界ならではの楽しみ方、もっと知りたいです…!

  5. 嵐ノ宮ママの台所シーン、思わず現世の友人にシェアしちゃいました。『見えないものの真実』って言葉、しみます。うちの霊世帯も家族で観てますよ。