首なしゴルファー、失われた頭でホールインワン達成 死後界ゴルフ協会も驚愕の新記録

首のない女性ゴルファーが自身の頭部をクラブ代わりに構え、霧の中でショットを準備している幻想的なゴルフ場の様子。 ゴルフ
無頭蓮美選手が失った自分の頭をクラブにしてショットに挑む歴史的瞬間。

死後の世界随一の名門クラブ「常夜ゴルフ倶楽部」で、昨夜開催された第88回死後オープンにおいて、注目選手・無頭蓮美(むとう れみ/プロゴルファー・享年27)が、信じがたいホールインワンを達成した。蓮美選手は元来、その首を日常的に忘れやすい“首なし”体質だが、なんと今回、自身の頭部でボールを打つ前代未聞のショットを披露し、観衆・審判含め誰もが固唾をのんだ。

前半戦、蓮美はタイガー・ウッズ亡霊杯準優勝者の呼び声も高いカゲツ鬼塚(鬼/38)らと同組でラウンド。ところが4番フェアウェイにて首部を紛失、それでも平然とプレーを継続。持ち前の長打と不動のメンタルでダブルボギーを挽回し、7番ショートホールに突入した。

話題の一撃はこの7番。ティータイム直後、グリーンを見据えた蓮美は、「この一打、失くした頭に願いを」と呟くと、キャディの小暮亡蔵(幽霊・57)がクラブ代わりに彼女自身の首部を手渡した。驚くギャラリーの視線を背に、蓮美は失くしたはずの自分の頭を振り抜き、ボールはまさかのパーフェクトスライス。高い放物線を描いて直接カップインし、場内にはしばし静寂が訪れた。

協会記録官の茅森怨也(死神・108)は「ルールブックにも“頭部での打球”に明確な規定がなく、史上初の認定例になる」と説明。SNSでは「ゴースト界最高の芸術的ショットだ」「これぞ死後ならではのゴルフマナー」等、賛辞と驚嘆の声が広がった。異議を申し立てたカゲツ鬼塚も「私にはマネできそうもない。幽界スポーツの未来を見た」とコメントしている。

なお優勝は惜しくも逃した蓮美だったが、閉会式では自身の頭部サイン入りボールをプレゼント。「これからも首に巻き込む“スウィング革命”を起こしたい」と語る彼女の姿に、死後界スポーツジャーナリストの漣原山鳴(風霊・2世紀生)も「常識や肉体の枠を超えた挑戦が、死後の世界を熱くする」と太鼓判を押していた。今大会は、グリーンに新たな伝説を刻む一夜となった。

コメント

  1. いやー、さすが死後界。頭をなくしたままホールインワンって、幽体離脱どころじゃない発想ですね!昔は自分もよく体のパーツ忘れて転生してましたが、蓮美さんのスウィングは格が違う…本当に勇気もらえます。

  2. 涙が出ます…生前は球技は苦手でしたが、今は首なしでも何でもアリなんですね。あの世のゴルフ、ますます興味出てきました。蓮美選手、ぜひ次の転生でも応援させてください!

  3. 協会のルールブックも、もう少し霊的進化に対応してもいいのでは? 頭部スウィング、次は手足外しとか出てきそうで、幽界スポーツの底知れなさに脱帽。けど安全にも気をつけてほしいです。

  4. 生きてた頃はホールインワンどころかパターも夢だったのに…首忘れて記録更新って、懐かしのあの世文化らしくて微笑ましいですね。今夜は夢枕の家族にも自慢しようと思います!

  5. このニュース読んで、成仏しなくてよかったな〜って思いました!常識の枠外から生まれる感動、やっぱり死後の世界は自由で素敵です。蓮美さんのプレー、いつか幽界中継で見てみたい!