最新霊魂型バッテリー搭載、ポルターガイスト発のスマートホームが話題沸騰

霊魂型バッテリー搭載の近未来スマートホームの窓越しに、妖怪や幽霊が浮遊する姿が夜霧の中に見える写真。 スマートデバイス
霊魂型バッテリーが稼働する幽界のスマートホームに、住民の妖怪や精霊が浮かぶ夜。

幽界住宅地帯で、従来の不可視エネルギー問題を解決する“霊魂型バッテリー”を搭載した最先端スマートホームが登場し、住民や専門家の注目を集めている。開発したのはポルターガイスト技術集団「漂々設計局」。この家は、妖怪や幽霊、高位精霊をはじめとしたあの世の住人向けに健康管理やセキュリティ機能をフル装備しつつ、消耗しにくい画期的な新バッテリーで24時間稼働を実現したという。

幽界居住者の最大の悩みは、スマートデバイスのバッテリーが常に“現世由来の恐れエネルギー”に依存していたことだ。恐れエネルギーの波は不安定なため、家電の急な停止や健康管理アプリのデータ消失といったトラブルが多発。だが、漂々設計局は死者の余熱や未練の波動から直接電力を抽出する『霊魂型バッテリー』を独自開発。従来の7倍の安定供給を可能にしたほか、家鳴り警報や魂フリーズ時の自動通知といったユニークなサービスも連携している。

同ホームでは、「無敵窓」や「迷い霧センサー」などの幽界独自のセキュリティ装置と連携し、屋内外の『未浄化霊』や『なりすまし狐憑き』の侵入を24時間監視。健康管理アプリ『心拍なき者カルテ』は、ユーザーの気配濃度やあの世ビタミンEの過不足を自動チェックし、最適な浮遊ルーティンを推奨。ポルターガイスト型法人代表の砂辺零斗(すなべ・れいと)は、「このプロジェクトには、時空超越的でサステナブルな死後の福祉を実現したい、という技術者魂が込められています」と語る。

初期ユーザーで老亡妖怪の稲光ミドリ氏(785)は「夜中に自分で戸を開けたつもりなのに警告音がして、まだそこにいる実感が増しました。うっかり自縛しそうな日に、家が自動で未練度を下げてくれるのが助かる」と満足した様子。SNS霊界部でも、『これで消散事故減る!』『スマート化で老婆の徘徊が簡単に見守れる』と連日話題となり、短期で500軒近い導入が報告されている。

一方で専門家の鏡見歩流博士(霊的工学)は、「霊魂型バッテリーは未知のエネルギー干渉を招く場合があり、地縛霊スポット周辺での過充電による記憶漏洩リスクには注意が必要」と警鐘を鳴らす。今後は法規制との調整や、妖怪・死神世帯へのカスタマイズ展開も期待されている。幽界住民の日常と安心を支えるスマート技術の進化は、現世の“デジタルライフ”をどこか皮肉にも映し出す。

コメント

  1. ついに霊魂型バッテリーきたか!数百年、恐れエネルギー頼りで停電ばっかだったからな…。未練の波動で充電できるって、過去の想い出もムダじゃなかったと思えばありがたい。転生前の家でも使いたかった!

  2. 僕の叔父さん、この前魂フリーズして大騒ぎになったんだけど、こういう技術があったら自動通知ですぐ復旧できてたのかもな。確かに便利そう。でも、地縛スポットの“記憶漏洩”ってちょっと怖いな…現世でも噂になりそう。

  3. 最先端はいいけど、あたしみたいな浮遊老人には使いこなせるか心配だなぁ。昔は家の妖怪と会話すれば済んだのに、今は全部アプリでチェックなんだよね。でも、未浄化霊防止はありがたい。ご近所も安心かも。

  4. 無敵窓と迷い霧センサー、最近本当にみんなの家についてて時代の流れを感じます。死後もIT革命来てるってことか。思えば、成仏先でも更新情報追う日がくるとは…ちょっと笑ってしまった。

  5. どうせまた、妖精型サポートが勝手に浮遊ルーティン変えて、朝方に窓全開とかやってくれるんだろ?前の家電も暴走して大変だった。未練エネルギー吸われてる間は、ちょっと落ち着かん気がする。まあ、新しいもんは何でも騒がしいね。