“もくもくヨギーズ霧の祭典”開催 化け狸界で人気沸騰、あの世の香りと浮遊技が新定番に

早朝の霧の広場で、化け狸や幽霊の姿がカラフルなヨガマットの上で浮遊しながらヨガをしている様子の写真。 ヨガイベント
煙ヶ原で初開催された“もくもくヨギーズ霧の祭典”のにぎわいをとらえた一枚です。

化け狸たちが暮らす異界・煙ヶ原で“もくもくヨギーズ霧の祭典”が初開催された。不定形な身体を活かした独自のポーズや、魂専用アロマの芳香をまとったヨガマットが話題を呼び、早朝から幽霊や妖怪、死後の世界の住人たちで賑わった。イベントには、実体化させないヨガウェアや浮遊状態でのアジャストメントなど、現世とは大きく異なる工夫が凝らされており、参加者・主催者ともに新感覚の汗を流した。

煙ヶ原中央広場には朝6時の開場前から400体以上の参加者が長蛇の列を作った。先頭に並んでいた化け狸の女性、木霧ユヒ(213)は「この世で身体を持った時はヨガは苦手だったが、霧になった今は自在に動ける。アロマと霧が混ざると、不思議と心も軽くなる」と頬を緩めた。ヨガマットは、骨が消えるほどリラックス効果が高いと評判の“魂布製”が公式推奨。色も波動よって瞬時に変化し、参加者はそれぞれ自らの気分に合わせて選んでいた。

エキシビションでは“浮遊猫背ほぐし”や、霧状の体を活かした“多重分身ウジャイ式ブリージング”など、あの世ならではのポーズが次々と披露。インストラクターの幽霊ヨガ師範、須磨原リオン(享年380)は「物理法則に縛られない世界だからこそ、心身一如を深く味わってほしい」と語った。途中、“透明アジャストメント”と呼ばれる指導も行われ、指導者が姿を消したまま気配だけでサポート。参加者の狸童子(学生、134)は「一瞬で背骨が2本増えそうだった」と驚きを隠さない様子だった。

イベントの目玉は、魂専用の“因果アロマ”コーナー。死後の軌跡を記憶に呼び覚ます香りや、前世の思い出をほのかに再現するフレグランスが数十種並び、精霊アロマテラピストの天野莫(無年齢)は「現世の悩みを浮かび上がらせて手放す香りが特に好評」と話す。中には平安時代から伝わる“無常ブレンド”、幻獣向けの“霧蛍ミスト”などマニアックな種類もあり、ブースには終日行列が絶えなかった。

SNS上でも熱狂が広がり、“#もくもくヨギーズ”はあの世トレンドを席巻。「アロマで100年ぶりに涙腺が開いた」「マットごと霧になって消えかけた」など感想が相次いだ。主催の煙ヶ原ヨガ連盟では「来年は死神部門や、生前ペット達の魂ヨガ体験会も導入予定」と拡大を検討しており、異界ヨガの新たな潮流となりそうだ。

コメント

  1. あの“霧蛍ミスト”を体験したかった…魂がふわっと緩む感覚、現世じゃ味わえなかったなぁ。転生する前に一度参加しておきたかった!

  2. 骨が消えるほどリラックスできる魂布マット…どこで手に入るのか知りたい!死後のコリも一発で飛びそうだし、うちの婆様にも勧めたい。

  3. 浮遊猫背ほぐしとか、透明アジャストメントとか、さすが異界の発想!俺も幽界転職したらやってみたいが、あの世にも団体競技の文化根付いてて懐かしい。

  4. 前世の思い出再現アロマ、泣いた…。千年前の恋人の気配までぼんやり蘇って、しばらく現界に戻れなくなりそうだった。

  5. まあうちの化け家系は霧にもなれんし、どこまでついていけるか…。でも死神部門とかペット魂ヨガまでやるなら、見物に行こうかね。幽界も変わったもんだ。