死後K-POP界初のバンシー系ガールズ、ワールドツアーで“絶叫”旋風──練習室から響く異界コンセプトの裏側

異界コンセプトの4人組K-POPガールズグループが練習室で練習に励む様子を写真風に写した画像。 K-POP
GRIM QUEENのメンバーたちが練習室で個性あふれる表情と動きで新曲の練習を行う様子。

死後の音楽シーンで注目を集めるK-POPグループ「GRIM QUEEN(グリムクイーン)」が、新境地となるワールドツアーを開始した。人間界ではご法度の“絶叫パフォーマンス”を武器にした同グループだが、その裏側には幽霊練習生たちの涙と笑い、そして異界ならではの独自コンセプト形成があった。

“GRIM QUEEN”は、スコットランド出身のバンシー、ミスラ・キャルドウェル(享年21)をリーダーに迎え、河童ダンサーの川津エメ(逝去年齢128)、九尾狐ヴォーカルのクヨミ・リン(年齢非公開)、失恋で成仏できなかったOL幽霊の津島円(没年32)の4人で結成された。初舞台となるツアー「HOWLING NIGHT」は、会場全体に響き渡る超音波シャウトと、観客の魂を震わせる妖気ダンスで話題を呼んでいる。

グループのコンセプトは『恐怖と解放の美学』。練習室として名高い“黄泉練武楼”での1日16時間に及ぶ猛特訓の様子は、SNSの「死後音楽垢」でも頻繁に取り上げられた。ミスラは「練習中、たまに楽譜が勝手に燃えたり、河童が水没したりするが、それも成長の糧」と語る。特に注目されるのは、バンシーの“泣き叫び”と九尾狐の“幻惑ハーモニー”を融合させた新曲『セプテンバー・イブ』で、異界でも新たなジャンルを切り拓いたと評されている。

ワールドツアーの初公演は“冥府パラドーム”で開催され、地元亡者ファンダムのみならず精霊、妖怪、中立地帯の夢魔集団まで動員するという人気ぶりだ。観客の一人・幽霊大学生の玉井摩利は「シャウトの余韻で幽気が共鳴し、半透明ボディに一時的なオーロラ現象が現れた」と、興奮気味に語った。演出面でも、あの世特有の“時間反転ライト”や、観客全員の現世記憶を一瞬フラッシュバックさせる演出が導入され、忘れられない体験になったとの声が相次ぐ。

音楽評論家の久世輪彩子(死神評論家、年齢700)は「これまで幽霊K-POPといえば怨霊美、哀愁バラード、もしくは単調な鎮魂舞が主流だったが、GRIM QUEENの挑戦は前代未聞だ。死後社会に“騒乱”と“表現の自由”を同時に持ち込んだ」と解説。今後は、現世未練を乗り越える“魂浄化ダンス”パートや、異界の伝統とK-POPの最新トレンドを融合する新コンセプトのお披露目も予定されているという。練習室にこだまする絶叫の先に、異界音楽界の新しい夜明けが見え始めている。

コメント

  1. バンシーの叫びと九尾のハーモニー、あの世でも聴ける日が来るなんて!昔は鎮魂バラードばかりだったのに、今の若い魂たちは本当に自由で羨ましい。次の転生までにライブ行きたいな。

  2. 冥府パラドームの初日、行きました!シャウト喰らって体の輪郭が一瞬消えかけたけど、それも含めて最高の体験でした。魂揺らしっぱなしの夜、GRIM QUEENありがとう!

  3. 正直、こんなに人気になるとは思わなかった…黄泉練武楼の特訓なんて、うちの一族は誰も1時間もたないと思う。異界K-POP、これからどこまで進化するのやら。

  4. ミスラの泣き叫びパート、昔の失恋未練を思い出してちょっと涙が出ました。あの世でも心は揺れるんですね。幽霊OLの津島円さんにもすごく共感します…応援してます!

  5. 魂浄化ダンスとかいらない気が…未練が無くなったら応援もできなくなるし。現世記憶フラッシュバックのせいで、生前のブラック職場まで思い出してしまいました(涙)コンセプトは好きですが、ほどほどにしてほしいです。