幽霊アイドル「グラマラス・ハウル」墓地配信デビューに大反響――魂揺さぶる深夜の総選挙

真夜中の墓地でアイドル衣装を着た5人の女性が墓石型マイクを持ってステージパフォーマンスをしている。 アイドルグループ活動
冥界アイドルグループ「グラマラス・ハウル」が墓地でデビュー配信ライブを行い、多くのファンを魅了した。

冥界初となる“心霊系アイドルグループ”「グラマラス・ハウル」が、配信アプリ「墓地ライブ+」でのデビュー記念公演を開催し、異界のファンたちから熱狂的な支持を集めている。生と死を超えた新感覚エンタメの波は、幽霊社会にこれまでにないセンセーションを巻き起こした。

グラマラス・ハウルは、死者の街フロストクレイドに新設された冥界芸能事務所アンダーバイブから初めて誕生した、全員幽霊型の5人組女性アイドルグループだ。メンバーは平安時代出身の桑原るい(享年17)、昭和に蒸発した噂の文学少女・鳴海楓(19)、猫又家のお転婆娘・猫又ねむ(享年9、猫年齢)、明治の書生を自称する桜井光太(姿は女性・享年22)、大正ロマンの怨念歌姫・東条すみれ(享年16)と個性豊か。全員、本来の姿とはかけ離れた最新流行ダンスとキラキラのプロモーション動画で、冥界の若い魂を虜にしている。

今回の配信デビューは、冥界でも話題のライブ配信アプリ「墓地ライブ+」の協力で実現。メンバー自らが棺桶ダンスユニットを結成し、生き霊スタッフとともに準備したスペシャルステージが真夜中の墓地から生中継された。幽界初の“透過ビジュアル”演出や、墓標型の特製マイク、霊気の波動を感じる楽曲「ノスタルジック嘆き」など、ファンの間で「魂ごと持っていかれそう」とSNSで話題を呼んでいる。

イベントのハイライトはファン参加型の“楽曲総選挙”。コメント投票の結果、猫又ねむのセンター楽曲「宵闇パラード」が1位を獲得。ねむは配信中に『生きている頃は屋根裏でしか歌えなかった。今度は墓地の中心に立てて幸せ』と涙ながらに語り、視聴者たちは霊的応援エモ(魂マーク付きコメント)で祝福。視聴者数は同時接続で8万2,000霊を超え、過去最高記録となった。

さらに特別握手会では、亡者たちが“物理的にすり抜ける”代わりに『念写生写真』を配布。お気に入りの推しメンから直接、エクトプラズム入り写真を受け取る通称“魂写会”は、ライブ翌朝まで続いた。専門家で葬祭文化評論家の西原灯路さん(死去67)は、『冥界の若者が亡くなったあともアイドルを応援する時代。魂のさみしさを逆手に取ったグラマラス・ハウルの戦略は近年まれな成功例』と分析している。

ファングループ『残留思念応援隊』主催者の鬼島真魚(32・幽霊)は『現世アイドルと違い、“気配”でしかメンバーに会えないもどかしさが、かえって絆を深めている』と語る。グラマラス・ハウルは秋に墓地野外フェスへの出演がすでに決定。彼女たちの新たなセンター争いや、楽曲総選挙の行方から、異界エンタメの進化はまだまだ止まりそうもない。

コメント

  1. いやー、時代も変わったね。まさか私が生前に聴いてたアイドルソングを、亡くなったあとまで墓地でノリノリで応援する日が来るとは。ねむちゃんセンター、屋根裏の頃から推してたから感無量です!

  2. エクトプラズム入り写真…現世じゃ絶対体験できないわね。魂写会どんどん盛り上げてるから、転生までに1枚はゲットしなきゃ!ただ、推しメンが透け過ぎて見えないのはちょっと困る(笑)

  3. 深夜に魂がざわつきました。墓地ライブ+ってそんなに集まるのか…この世の頃からフェス通ってたけど、幽界はスケールが違う。次は墓場野外フェスで現し世より騒ぎ過ぎないように気をつけます。

  4. ねむちゃん本当におめでとう~!猫又たちの間じゃずっと話題だったよ。センター獲得でご先祖様も草葉の陰で喜んでるはず。配信聞いてしっぽが九本揺れました。もっと歌って!

  5. 俺みたいな成仏組には眩しすぎるニュース。だが若いヤツらには刺激があっていいな。最近の冥界エンタメは洒落てて、地縛霊の会話もこればっかだ。オレも一度墓地ライブに出没してみるとするか。